とは聞き飽きたものである。多くの受験生にとってはこれが苦手なのだろうが、
このたびは私が実践していた、英語が苦手だが、長文を読むのに苦労しないために徹底して学習していた方法についてご紹介したい。
それは、
一文の解釈と和訳に全力を注ぐ
ことである。
では、早速例文を用いよう。
The age-friendly community movement has emerged as a powerful response to the rapidly growing aging population.
さて、この文をどうするかだが、まずは本来の文とかざりに話を分けることにする。
どのようにしてわけるかは、この記事の読まれ具合によって書くかどうかを決めるとして、分けたものを提示すると、
The (age-friendly) community movement has emerged <as a (powerful) response (to the <rapidly> (growing) aging population.>
htmlみたいですねぇ・・・。codeらしく色でも付けてみようか。
The (age-friendly) community movement has emerged <as a (powerful) response (to the <rapidly> (growing) aging population.)>
かっこの中にかっこが入るたびに色が変わるようにしてある。少なくとも、私の頭の中では、この英文はこのように見えていると思っていただきたい。と、同時に、ここまで書くことで、何をしたいかが分かった方もいるだろう。
まだ、わからないという方に向けた文章なので、早速本題に入る。
実はこの文章、黒い部分のみを訳せばあとは、すべて飾りだ。
ということでまずは、黒部分から訳していく。黒い部分の訳は簡単だろう。
共同体(コミュニティ)の動きは現れている。
くらいで、きれいな訳ではなかろうか。
次に青い部分を訳して、今の文章に飾りを付ける。今回の単語としてのポイントは、age系統をすべて高齢者と訳すこと。
あとは、オレンジ→緑と内側のかっこを処理していこう。
高齢者に友好的な共同体の動きは責任として現れている。
高齢者に友好的な共同体の動きは高齢人口への 力強い責任として現れている。
高齢者に友好的な共同体の動きは急速に 増加している高齢人口への力強い責任として現れている。
結局のところ和訳(直訳)は、
高齢者に友好的な共同体の動きは急速に増加している高齢人口への力強い責任として現れている。
少し意訳すれば、
高齢者に友好的なコミュニティ形成の動向が急速に増加する高齢人口への強力な責任として表出し始めている。
というところだろうか。
これが、長い一文を読解し、和訳するという行動に他ならない。
この作業には、3つのステップがある。
① 本来の文=黒字 を見つけるために、正しく文型(SVOC)をとる。
② 修飾語・修飾句・修飾節を発見し、その対象を明らかにする。
③ 修飾句・修飾節のなかに動詞(ないしその活用)がある場合は、そこでも文型をとる。
これが正しい英文の解釈に他ならない。
英語は単語が分かれば・・・使える英語を・・・などとのたまう輩。いずれも本質を見ていない。
我々の国語は日本語が話せれば満点がもらえるであろうか。答えは否である。
必要なのは、テストとして満点を取るための学習であり、この方策はそのためのものである。古臭かろうが、英会話に使えなかろうが知ったことではない。
気が向いたら、たまには英語を語っていきたい。
ちなみに、今回の文章は某大学(通称UT)の入試問題から勝手に拝借している。
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